会計事務所をもっと活用してみては? / 法人成り(法人化)後のお手伝い

会計事務所(税理士)に対して、どんなイメージをお持ちでしょうか?
そもそも、「何をしてくれる人」 だと、お考えでしょうか?

月に1度、会社に顔を出して、経理帳簿を作ってくれる人?
決算の時は、決算書と税金の申告書を作ってくれる人?
なにやら、出だしから 「?」 ばかりですが。(笑)

上に書いた認識は、間違いではないと思います。

でも、たったそれだけのために、専門家としての(決して安くはない?)料金を支払うのって、勿体なくないですか?


世間の人々は、会計事務所に対して、どんなイメージを持っていらっしゃるのか?
私自身、非常に興味のある部分です。

会計事務所(税理士)とは、どんな存在であるか?
私の持論を書きます。

税理士は、小さな会社にとって、唯一の身近な専門家です。
「専門家」という部分は、「相談相手」と言い換えても良いかも知れません。

会社は、規模が大きくなるにつれ、様々な専門家との繋がりが増えてきます。
税理士をはじめ、弁護士や、特許の専門家である弁理士。
社会保険労務士や司法書士・行政書士、そして、各種のコンサルタントなど。

一方、規模の小さな会社や個人事業の場合、身近な専門家は顧問の税理士だけ、というケースが大半です。
そんな場合、社長さんが、日常の疑問や悩み事の相談を持ちかけるのは誰か?

税理士です。


ご相談の内容は、税金や融資の問題が、やはり多くなります。
奥様やご子息への財産の贈与や、相続問題などもあります。
これらは、いわば、税理士にとって専門分野です。

どちらかといえば、税理士にとっては専門外かな? という相談ごとも多いです。
社会保険、取引先とのトラブル、従業員さんの労務問題。
マーケティングなど売上アップのための諸策や、コストダウン、経費の削減、等々。

娘さんの見合い相手を・・・なんていうのも (^^;)

全てのご相談には、できる限り、対応していきます。
そのための勉強もします。
自力で解決できそうにない案件は、適任者をご紹介することもあります。

正直なところ、充分にお力になれなかった案件も沢山ありました。
でも、何とかしてあげたい! という思いはあります。
お客様から相談される、頼りにされる、というのは、嬉しいことです。
励みにもなります。

お客様から承った各種のご相談を、もがきながらも、何とかこなしていく。
それが、税理士(会計事務所)です。

少し、イメージが変わったでしょうか?

毎日、背もたれのついた革張りの椅子で、ふんぞり返っているわけではないのです。

多いのは税金対策のご相談 / 法人成り(法人化)後のお手伝い

ご相談で最も多いのは、決算対策、税金対策です。
私の方から、ご相談を持ちかけることもあります。

たとえば ・・・・・

私:
「社長、今期は、かなり利益が出そうですよ。
予想ですが、決算では、◎◎◎ほどの黒字になりそうです。
そうなると、***程度の納税が必要になります。」

あとは、社長さんと膝つき合わせて、ゴソゴソと打ち合わせです。
あっ、悪巧みの相談じゃないですよ。(^^;)

(後述しますが、決算になってから、こんな相談をしていては手遅れです。)

こんなケースもあります。

社長さん:
「渡辺さん、近いうちに、工場の横の土地を売ろうと思ってるんだけど、
どれくらい税金、払わなアカンやろ?」

私:
「えっ! そんな話、ぜんぜん聞いてませんでしたよ〜!
早よ、言うといて下さいよ〜、ホンマに!」

で、また、社長さんと膝つき合わせて、ゴソゴソと打ち合わせです。


節税対策は、代表的な決算対策です。
いってみれば、「嬉しい悩み」です。
儲かっているからこそ、だからです。

しかし、会社にとっては、税金も経費の一種です。
他の経費と同様、できるだけ削減すべきです。

それゆえ、節税対策が重要になってきます。

節税対策は、そのタイミングが重要です。
後述しますが、決算になってから、では、効果的な対策は困難です。


最も知恵を絞る必要があるのは、歓迎しない利益が出てしまう場合です。
突発的に利益が出てしまう場合、とでも言うのでしょうか。

たとえば、赤字決算を避けるために、不動産を売却したとします。
昔からお持ちの不動産の場合、かなりの売却益がでることがあります。
赤字を埋めて、なお、大きな利益が残ってしまうような場合。

これは、「嬉しい悩み」などではありません。

本業が不振だからこそ、不動産を売却して赤字を穴埋めしたのです。
赤字を埋めて、なお、大きな利益が残れば、多額の納税が必要になってしまいます。

本業が苦しいからこそ、赤字になるわけです。
納税額は、できる限り抑えなければなりません。
そして、節税で浮いた資金を本業に回す必要があります。
税金など払っている資金的な余裕は無いのです。


このように、節税対策と言っても、全く異なる2つの局面があります。

後者のケースなどは、納税額を抑えられるか否か、会社にとっては運命の分かれ道です。

税理士に依頼するメリットは? / 法人成り(法人化)後のお手伝い

ここまで、会計事務所(税理士)の役割を、私なりに述べてみました。
多少なりとも、会計事務所のイメージが変わったでしょうか?

ただ単に、経理帳簿を作ってくれる、税務申告書を書いてくれる存在では無い、ことをお伝えしたかったのです。

会計事務所に支払う報酬が、専門家に対する報酬に見合うものか、それとも、単なる記帳事務の代行料金にすぎないものになるか。
ひとえに、その会計事務所の、仕事への取り組み方、向き合い方にかかってきます。


一方で、次のようにお考えの人は、決して少なくありません。

できるだけ会計事務所には頼りたくない。

「書店に行けばノウハウ本も売ってるし、あとは、無料相談を利用するなり、税務署に電話で問い合わせればいい。」

とにかく、

会計事務所に支払う料金を節約しよう。


この心理は、大いに理解できます。
その支払いは、貴方にとって、決して小さな金額ではないかもしれません。

ただ、何でも自分で・・・という考えは、節約になる反面、非常に大事なものを2つ失う結果になります。

それは、

時間と機会です。


時間は有限です。

会社の経理や税務申告を自分でこなすには、それ相応の努力が必要です。
まとまった時間を費やして、勉強しなければなりません。

その時間は、お仕事にとって有益でしょうか?

更に、貴重な時間を割いて悪戦苦闘しても、「まともな」決算、そして税務申告ができる保証はありません。


最初に述べたように、時間は有限です。

貴重な時間は、可能な限り、お仕事に注ぎ込むべきです。

どうやって売上を伸ばすか?
利益を増やすか?
貴重な時間を使うに値する課題は、他にも沢山あるはずです。
経理や税務申告のノウハウ本を読むより、よほど有意義な時間になるはずです。


もう一つの大事な点。 それは、”機会”です。

業績が順調で、大きく黒字になりそうな場合には、節税対策が、
逆に不振で赤字になりそうな場合には、銀行対策(融資)を検討すべきです。
これら2つは、代表的な決算対策です。

黒字であれ、赤字であれ、早いタイミングでそれを予測し、適切な対策をとることが必要です。
ご自分で経理をされて、はたして、それが可能でしょうか?


失われる機会、それは、

適切な決算対策ができた機会です。


もう一つ、失われる機会があります。
それは、税務調査で表面化します。

税務調査は必ずあります。 (税務調査については、後述します。)
調査官は、あなたの会社に、必ずやってきます。

ご自分で作成された帳簿や税務申告書に対する調査です。
調査官に対応するのは、もちろん、貴方ご自身です。

今は、私の知る限り、昔に比べて高圧的もしくは高慢な態度の調査官は少なくなっています。
大声で怒鳴ったり、机を叩いたり、鞄など私物の中身を見せるよう強要したり、ということは、ないでしょう。
その点は、ご安心下さい。

逆に、今の調査官は、理論と理屈で、納税者の誤りや不備を突いてきます。
根拠となる法令などを示したうえで、納税者に対応を迫ります。
言うまでもなく、調査官は税金のプロです。

貴方(納税者)にすれば、「調査官の言いなり」に、ならざるを得ないと思います。

すなわち、失われるのは、

税務調査に適切に対応できた機会です。


「脅すつもりか!」と言われそうですが、大袈裟な話ではありません。



個人事業主の皆様、

法人成りを機に、税理士の利用を検討されてみては如何でしょうか?
きっと、報酬に見合った”何か”があるはずです。

税理士に依頼するメリット / 法人成り(法人化)後のお手伝い

税理士(会計事務所)に依頼するメリットについて、ここまで、総論的に述べてきました。
ここからは、個々のケースについて、もう少し具体的に触れてみます。


効果的な節税のためには何が必要か? ・・・・・ 詳細は


「決算と申告だけ税理士に」 の落とし穴 ・・・・・ 詳細は


税務調査は必ずやって来ます。その対応は? ・・・・・ 詳細は



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